参考文献

番号 書籍名 著者 出版社 出版年 概要 ページ数
 1 ART SMITH
 (ISBN 0-7864-1646-7)
Rachel Sherwood Roberts McFarland & Co Inc Pub 2003/07  Art Smithの伝記。彼の地元(インディアナ州フォートウェイン)での飛行機製作に苦労していた時代は読めるが、メジャーになりつつある時代以降の記述は薄い。
 写真もそう多い方ではないが、製作1号機や日本での撮影と思われる20枚(ただ、キャプションが貧弱)を含む。
 航空情報(2004-03)に本書の書評が掲載、本ページも紹介されました。この場を借りて、田村俊夫氏に感謝いたします。
212、
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 2 日記から 佐々木弦雄 新橋堂 大正5年9月  Art Smithの大正5年の日本での滞在期間における日記の翻訳版。
 旧体字や「余は・・・」なので幾分読みにくいが、貴重な資料。巻末に、大正5年の15市での飛行記録がある。
 嬉しいことに、国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで、見ることができます。
218
       
 3 THE MENASCO STORY
 (ISBN 0-9425-4862-0)
Ralph J. Schmidt Midland Publishing 1996  Art Smithの助手として二度の来日に同行している、Albert S. Menascoが創設した会社の社史。巻末の附録に、1969年1月に行われた公演の原稿が掲載されており、アートと同行していた時代の興味深い内容を多く含んでいる。 68、
ペーパーバック
       
 4 歴史写真 阪谷 芳郎 歴史写真会 大正5年、
   6年
 当時のグラフ誌で、ほぼA4横のサイズ。以下に、写真と記事がある。   
  • 大正五年六月号(鳴尾、名古屋、奈良での飛行大会の様子を、各1ページで)
  •   
  • 大正五年七月号(6月の天覧飛行の様子を2ページで)
  • -
           
     5 ヒコーキ野郎 '75-7 野沢 正 (社)日本飛行連盟 1975  「航空開発意外史 日本の『空』を開いた青い目のデベロッパーたち partU」として、約4ページで解説。 -
           
     6 歴史読本
    (昭和50年3月号、第20巻第3号)
    喜多川 周之 新人物往来社 1975  「えはがき近代史」のアートスミス編として4ページで、15枚の絵葉書を紹介。 -
           
     7 日本ヒコーキ物語
     北陸信越篇
    平木 国夫 冬樹社 1980  石川県の章で約2ページにて大正5年5月の金沢大会を、富山県の章で約2ページにて大正5年5月の富山大会を記述。長野県の章で、コラム的に大正6年7月の長野大会の模様も記載。 213
           
     8 日本ヒコーキ物語
     北海道篇
    平木 国夫 冬樹社 1980  大正5年6月の札幌大会を、4ページ半で記述。 225
           
     9 日本飛行機物語
     首都圏篇
    平木 國夫 冬樹社 1982  「碧眼の曲芸飛行家」の項で、約3ページで全般的に解説。 243
           
    10 南国イカロス記
     かごしま民間航空史
    平木 國夫 酣燈社 1987  鹿児島県の民間航空史として、大正6年8月の鹿児島での飛行大会の模様を、5ページで記述。当地での写真1枚を掲載あり。 266
           
    11 伊勢志摩のイカロスたち
     −みえ民間航空史−
    平木 國夫 酣燈社 1988  三重県の民間航空史として、大正6年5月の多徳島での飛行大会の模様を、7ページで記述。当地での写真2枚を掲載あり。 255
           
    12 伊予から翔んだイカロスたち
     えひめ民間航空史
    平木 國夫 酣燈社 1991  愛媛県の民間航空史として、大正6年8月の松山での飛行大会の模様を、5ページで記述。当地での写真1枚(新聞からの転載)を掲載あり。 311
           
    13 飛行家を目指した女性たち 平木 國夫 新人物往来社 1992  取り上げている14人の女性飛行家の中、木部シゲノ氏の箇所で、大正5年9〜10月の日程を掲載。 270
           
    14 DVD
    日本航空史 第一巻
     黎明期の日本の航空
    - NHK 2001  0.5秒ほど飛行シーンが写るも、スミスの機体かどうかすら、よく分からない一瞬です。これが天活が撮ったとされる活動写真なのでしょうか・・・。
     来日が1917年4月となっていたり(間違ってはいませんが、スーパーするなら初来日の時でしょう。ナレーションは4月8日から3日間と、初来日時の青山でのことを言っていますし)、スミスが8号機に乗っている絵葉書がJ.C.マースとキャプションされていたり、スミスの新聞記事としてナイルスの新聞記事が出てきたりで、納得できない面も多いです。